脳のストレスフルな習慣を変える ~前編~

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脳のストレスフルな習慣を変える 

 

ニナ・ゾロトウ

 

昨日、神経生物学者のアレックス・コーブ氏が書いたYoga changing the Brain’s Stressful HabitsをPsychology Todayで読みました。彼は初めてヨガのクラスを受けた時(それは、驚きの連続で、想像していたよりもずっと難しかったそう です!)、ちょっとしたひらめきがありました。

 

 

「ヨガが効くのは、ポーズがリラックスを呼ぶからではなく、ストレスフルだからだと気付きました。このストレスの中で落ち着いた状態を保つのはヨガをしている本人の努力であって、これが神経生物学の視点で見るヨガのとても素晴らしい利点をもたらしているのです。」

 

こ の人がヨガのことを少ししか知らない(当たり前ですが、いくつかのヨガのポーズはリラックスします)とか、運動量の多いアーサナのクラスをひとつしか経験 してないとか、一人の先生からしか習っていないということは置いておきましょう。私としては、もう少し全般的に科学的な研究をしてもらえたらいいなと思っ ていますが、まあまあ面白いことも書いています。

 

 

「心理的なストレス反応を引き起こし、前頭前皮質と感情的な辺縁系の間では神経回路が不 安そうなおしゃべりが盛り上がり、脳は自然と不快感と方向感覚を失ったように反応しがちです。ストレス反応、それ自体で不安思考の可能性は増えます。あ あ、何かが起きそうだとか、この腕立て伏せをこれ以上保てない、というとき、想像いただけるかと思います。実際に不安思考はそれ自体で、ストレス反応を もっと悪化させます。」

 

 

以前に、リラクゼーション反応を誘発させてストレスとうまくつきあうためにヨガをどう使うかということを、広範囲 に渡って書きました(The Relaxation Response and Yogaをご覧ください)。ここでは‘ストレスフル’な練習についてお話しているわけはなく、むしろリラックスする練習、リストラティ ブ、支えのある逆転、瞑想、呼吸の練習、精神集中して行うシャバーサナや、ヨガニドラについてお話ししました。多くの方が経験を通じてご存知のように、難 しいポーズもあるアクティブなヨガクラスがストレスを緩めてくれることもあります。以前にも述べたように、運動量の多いヨガクラスは一種のエクササイズな のでエンドルフィンを放出します。全身をストレッチする感覚により身体が抱えていたストレスが緩められ、また練習にマインドフルネスを取り入れることで日 常のありふれた問題から少し離れる時間を与えられ、それを元に戻すようなことはしないでしょう。つまり、このアイデア、Dr.コーブの表現にある、身体の 感覚と呼吸に意識を向けてマインドフルに難しいポーズにチャレンジする練習をすると、自分で自分の神経系にストレスフルな状況にもっと落ち着いて対処する ように教えていることになる、これは面白い点です。

 

 

「姿勢を変える、顔の筋肉をゆるめる、呼吸をゆっくりするといったシンプルな動作で も、脳の活動に影響を与えています(もちろん、この動作を行うために必要な脳の活動という部分を超えて)。大概、こういった“変える”動作は一時的です が、ある癖を変えたいというときなどは、長く続くこともありえます。」

 

 

続く・・・・・

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