ストレス:急性vs.慢性 ~後編~

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Yoga for health agingより

 2015年4月22日投稿  

原題 About Stress: Acute Versus Chronic

 

ストレス:急性vs.慢性   ~後編~  前編はこちら

ニーナ・ゾロトウ

 

 

慢性ストレス

 

私と主人が二人の子供を育てていたた90年代、私は起業したばかりのソフトウェア会社で資料管理マネージャーとトップ技術ライターとして働いていました。想像してもらえるかと思いますが、この小さな会社で初めて締切に合わせるために奮闘し、実際顧客による製品テストがあり(このため取扱い説明書になる私のマニュアルが必要でした!)、さらに仕事と家庭の両立の問題が間違いなく課題となってふりかかり、そのプレッシャーといったら強烈なものでした。締切が近づくにつれ、私は残業するようになりました。そしてひどい不眠症に悩まされるようになり、眠りにはつけても、ほんの数時間後には完全に目が覚めてしまっていました。ストレスで吐き気を感じて食欲がなくなり、体重も減りはじめました。

 

緊急を要するまっただ中にいたわけでないですが、身体とマインドは闘争や逃走に備えた状態になったり、渡しの神経系は地震の時とまさに同じことをしていました。でもこのときは問題になったのです。ストレスは和らぐことなく、私は休息をとる時間も、元気を回復する機会すらもなかったからです。ついには、締切に間に合ったにも関わらず(会社も成功しました)、私はとても不安になり、疲れがとれず、吐き気も治まりませんでした。通常の健康状態に回復できず、ストレスが関わる問題に悩まされ続けました。セラピーや薬物療法を受け、ライフルタイルを変えて、完全に回復するために1年半かかりました。(これは神経系やヨガがいかに助けとなるかといった知識を身につける前のことです。)

 

ひとつの出来事に反応する長くは続かないストレスとは違って、慢性ストレスは和らぐことのない継続するプレッシャー、結婚や家族の問題、経済的または健康的な問題から、危険な地域や紛争地帯などストレスの多い環境での生活まで、様々です。理由はなんであれ、神経系が継続して警告態勢にあるとき、また身体も心も元気を回復する機会がないときは、身体も心も酷使されます。そして、慢性ストレスにより、次のような健康上の重大な問題を起こしかねません:

 

心臓病

 

高血圧

 

消化不良

 

頭痛

 

慢性不安、うつ

 

免疫システムの低下

 

慢性ストレスを処理するには、ヨガが本当に力を発揮します。自分のいる環境を変えられるときには、ヨガの練習がこの辺かの中でサポートになりますが、環境が自分の手に負えない場合もあります。いずれにせよ、ヨガによるストレスマネジメントの実践(参照:The Relaxation Response and Yoga)とヨガ哲学(参照:Why You Should Study Yoga Philosophy)はストレスレベルを下げていくと同時に様々な課題に向かうときに役立ちます。もしかすると、精神的に安定した状態にももっていけるかもしれません。だってバカヴァット・ギーターにはヨギについてこう特徴づけられていますから:

 

「これらの物質自然 (プラクリティ) の三性質 (トリグナ) の作用に 動揺することなく 悩むことなく 動くのは物質自然 (プラクリティ) の三資質のみと静観して超然として 不偏中立を保つ者」

 

(『神の詩』田中嫺玉

クリスマス Nov.30

翻訳: 柳原 としこ

校正: 松元 頼子

 

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